Showing posts with label ロンドンに住まう. Show all posts
Showing posts with label ロンドンに住まう. Show all posts

ロンドンで再び入院するの巻

ロンドンで再び入院する仕儀となった。

しばらくブログの更新が止まってしまった。理由は複数あるのだが、一番大きかったのは2月の初旬に入院したことにある。何故入院したかと言うと、気胸の再発を防ぐために手術に踏み切ったからだ。

気胸は端的に言えば肺のパンクである。実際には肺のうちの数%~数十%縮むくらいなので、場合によっては安静にしているだけで治るくらいなのだが、一度なると肺の上部のブラと呼ばれる破れやすい部分ができてしまうので再発する可能性が残ったままになってしまう。11月にロンドンで気胸になったときは対症療法しかしなかったので、激しい運動その他で再発する危険性残ったままだった。そこで内視鏡でそのブラを切除して縫い合わせる手術をすることで以後の再発を一切防ぐ、というのが今回の手術の趣旨だ。

今回入院したのはUCL Hospitalの付属病院の一つ、Heart Hospitalだ。医療機関が集積するHarley Streetの裏手にある心臓と肺の専門病院だ。旅行保険に入っているのでプライベートの病院にもいけるのだが、イギリスの医療制度を間近で見るいい機会なので、イギリスの医療制度であるNHSの病院に入院することにしたのだ。
入院した日にすぐ手術したのだが、担当医師の簡単なオペだという説明とは裏腹に術後は結構大変だった。なにせ痛み止めを飲んでいないと何もする気が起きないくらい痛いし、咳などしようものなら肺周辺がとんでもない痛みで数分動けないといった感じだ。3日間くらいは肺にたまった水を抜くためにドレインを二つ付けていたので自由に動けないのも痛かったが、これだけ一日時間があるときもないので、落ち着いてからは自分の勉強に専念できたのはよかった。

相変わらずNHSのオペレーションは悪くて、診察に来る医師は毎回違う、血圧を測る時間はてんでばらばら、引継ぎは病室でやるので他の患者に丸聞こえ、ナースコールはなりっぱなし、管を抜いた当日にすぐ退院させると、まあ日本の病院に慣れた人からするととんでもない場所である。とはいえ、食事は多くの選択肢から選べたり、 食後にコーヒーとお菓子が出たり、余計な干渉されなかったりいいところもある。何にせよこれで医療費は入院代・手術代含めて一切無料なのだから文句の言いようもない。

さすがにもうNHSに入院することはないと思うが、なかなか面白い経験ができたと思う。
術後しばらくは激しい運動は控えるように言われているのだが、今から自転車に乗れる日が待ち遠しい。

Heart Hospital


肺についていたドレイン

ロンドンで美味しかったパブ2010

前回に続いて2010年にいったパブで美味しかったお店を紹介したいと思う。

ベストパブ2010・・・Somertown Coffee House
パブで美味しいご飯?と思われた方もいらっしゃると思うが、ロンドンではガストロパブと呼ばれるご飯に注力したパブが結構あるのだ。昨年行った中で一番はKing's CrossとEustonの間にあるSomertown Coffee Houseだ。Great Portland StreetにあるスパニッシュパブのQueen's Head & Artichokeもすごくよかったが、今回はフレンチパブのこちらを一番としたい。

こちらはビストロのような手ごろなフレンチを出すパブで妻の妹夫婦がロンドンに来た際に訪れた。メニューの数は多くないので通いつめるのは厳しいが、たまに行くにはかなりお勧めできる。
メニューはフランス語なので名前は全く覚えていないが、4人で行って魚介のPlatter、ハム類のPlatter、チーズのPlatterなどをワインとともにシェアし、適宜メインを追加したのだが、どれも美味でびっくり。聞けば昨年のPub Awardにノミネートされたとかされないとか。

でもパブなのにビールを飲んでないというのも何とも不思議と言うか新鮮。というより、もはやパブではないかも。
ただこのお店は暗い通りをある程度歩く必要があるので周囲にはご注意を。

魚介のPlatter


Somertown Coffee House

ロンドンで美味しかったレストラン2010

年が明けたところで、昨年のベストレストランを選んでみたいと思う。

私は妻もいて家でご飯を食べることがほとんどだし、私費留学でお金があるわけでもないので、高いお店にいくことはほとんどない。たぶん外食の相当部分はパブに消えているような気がする。
ただ、そんな私でもいくつかこれは本当に美味しいと思えるお店があったのでレストランおよびパブの一番をここで紹介してみたいと思う。

ベストレストラン・・・FIFTEEN
2010年にいったレストランの中でダントツによかったのが東ロンドンのFIFTEEN。最寄り駅はOld Streetだ。大学の同じゼミの同期が3人ロンドンとパリにいるので欧州ゼミ忘年会をやろうということで予約したのがこちら。結局パリの一人は大雪にこれず、ロンドンのもう一人とその奥さんと3人で訪れた。
FIFTEENは予約を非常に取りにくいことで有名だそうだ。ここはイギリスではGordon Ramseyと並ぶ有名シェフJamie Oliverの経営するレストランだ。しかもスタッフは社会的に恵まれない人や元犯罪者などからなり、彼らの社会復帰を支援するという社会派のミッションを掲げている点も非常に興味深いところだ。

今回はランチだったが、2コースで24ポンド、2コース+デザートで28ポンドとこの手のレストランとしては良心的な値段だ。
私が選んだのは下の写真にあるラグーパスタとローストロインだ。どちらもここがロンドンであることをまったく忘れさせる美味しさだ。ワインもいただいてトータルで一人35ポンド。 このコストパフォーマンスは満足度が高い。
夜は高いのでなかなか難しいだろうが、また是非ランチで行きたい。

FIFTEEN
Mafalde ‘fatte in casa’ with a rich carne miste ragŭ, parmesan, gremolata and Fontodi olive oil
Roast loin of Pete Gott’s Cumbrian rare breed pork (porchetta style) with cannellini beans, cavolo nero and salsa verde

英国MBA日本人会

新年早々に英国MBA日本人会を開いた。

新年会
1月5日にロンドンで英国MBAに通う日本人で新年会を開いた。もともとはLancasterのYさんの発案だが、場所はロンドンということで私が幹事を務めること。何だか幹事ばっかりやっているような気がするが、これでみんなが楽しい時間を送れると思えば安いものだ。

さすがに冬休み中なので日本に帰っている人も多く、また試験が年明け早々にある人もいて集まれる人で集まった感じだったが、それでも参加者が15人にもなったのはちょっと驚きだった。
参加者はLBS(1年生のみ)、Cambridge、Lancaster、Imperial、Reading(Henley)といったところだ。有名どころだとOxfordやManchesterなどからは参加がなかったが、ロンドンに出るにも時間がかかるし時節柄やむをえない。

やっぱり他校のMBAに通う人たちと話すのは面白い。 学校によってプログラムの中身が全然違うので、それだけ学びの内容も異なってくると言うことを再発見。学校によっては1年で3つも学校主導のコンサルティングプロジェクトがあるところや、インド人が最大勢力で授業のにぎやか(ハンドリングが大変?)な学校、グループスタディ中心の学校とかなり色があって面白い。やっぱりMBAと一口に言っても自分でお金払うからには自分のフィットする学校を選ばないともったいない、と再認識した。

The Sherlock Holmes
会場はCharing Cross駅にあるThe Sherlock Holmesというパブ。ホームズの居室が再現されていてパブ中ホームズやワトソン、作者コナン・ドイルの絵や資料が飾られているという名物のお店。ただし、Baker StreetにあるSherlock Holmes Museumと違って、お店の場所に縁はなさそう。メニューもHolm's Favoriteといったホームズにちなんだもの。ただ、お店の人はメニュー名ではなくSausage with Mash Potatoみたいな料理名でサーブしてきて、メニュー名を言っても通じなかったのでちょっとした混乱が起きたのはご愛嬌。私は読んだことのある本のタイトル”The Hound of Buskerville"にしてみたら、角型のPuddingにソーセージとグリーンピースが入っているという料理だった。


外観は普通のパブのThe Sherlock Holmes
4時間あまり話しに花が咲く

ロンドンの異常気象

ロンドンの気候がおかしい。

どうも予期していたよりもロンドンがずっと寒いので肌感覚がおかしくなったのかと思っていたら、おかしくなっていたのはロンドンの気候のほうらしい。なにせ11月末なのに雪は降るし氷点下の日が続いたりするのだ。
雪が降った日はさすがに変だと思ってWaitroseの店員に聞いてみたら、普段雪は1~2月にしか降らないとのことだった。気温も通常であれば5-6度くらいが普通らしい。これは自分で確認したわけではないが、聞くところによるとどうも七十数年ぶりの記録的な寒波らしい。スコットランドはとんでもない豪雪でHighwayは閉鎖、イングランドでも場所によってマイナス8度になって鉄道が止まったりと一部は大混乱のようだ。
私も決して強いほうではないが、妻は寒さに滅法弱いのでこのまま本格的な冬に突入されると堪らない。この気候はロンドンに来て一番の誤算といえるかもしれない。

LBSの庭も雪化粧

図書館の前

家の目の前のCorum's Fieldもこのとおり

妻のBirthday@Farrington

今日は妻の誕生日、ということで久しぶりにレストランに出かけてみた。

ロンドンに来てからというもの、学生という身分もあってあまりいい雰囲気のレストランには行く機会がない。というわけでロンドンではパブばかり覚えて素敵なレストランというもののリストはあまり持っていない。とはいえ、妻の誕生日ばかりは特別。ストリームメートのロンドン育ちのイギリス人トリスタンにお勧めを乞うて選んだのが、今回のSmith of Smithfieldというお店だ。

普段使っているKing's Crossから一駅のFarringtonという駅から歩いて5分にこのお店はある。Farrington周辺は、日本でいうところのシャッター街のようになっていてお世辞にも雰囲気がいい街ではなかったが、このお店は周囲より一段と明るく目立っていた。

さすがOxford→投資銀行→PR会社(BPの石油漏れ事件担当)→LBSフルスカラーと文句のつけようのない経歴の彼のお勧めだけあって(?)、味のほうも(ロンドンにしては)非常にレベルが高い。ここはフロアごとに価格帯が異なるのだが、最上階でなければかなりリーズナブルに楽しめる。近くにある精肉市場の Smithfieldの名前を関しているだけあって肉料理全般が充実しているのだが、それだけではなく(ロンドンにしては)クオリティの高いサービスも見逃せない。
妻も非常に満足してくれたようなので、選んだ甲斐があったというものだ。ロンドンにいる間にまたぜひ食べに来たい。

Smith of Smithfield

ワインもパンも美味




大人気で席も遅くまで埋まっている

チョコタルトは絶品

まさかの入院1/2


先週ロンドンで3日間ほど入院することになった。あまりロンドンで入院した経験のあるMBA生もいないと思うので簡単に顛末を書きたいと思う。



10月下旬のボストンキャリアフォーラムに参加して以降、忙しい日が続いていたのだが、11月半ばより熱が出て変な咳をするようになってしまった。最初は単なる風邪だと思ったのだが、熱が引いても咳が止まらずこれは変だということで病院にいったのが始まりだった。
最初にいったのはCityにある日本人医師のいるGreen Medical Centerだったのだが、ここで気胸だと診断されたのだ。気胸は簡単に言えば肺に穴があいて肺が肺の入れ物である胸腔内でしぼんでしまい酸素を正常に血液に取り込めないというものだ。原因はわからないが、外部からの衝撃等でなることが多いそうだ(だからやせている男の人に多い)。ただここは診療所で対応できないということで紹介状を持ってNHSのA&E Centreという休日・急患窓口の門を叩いた。

英国の医療制度のNHSはNational Healthcare Serviceの略で、無料なのはいいのだがろくに見てくれないとか、予約が取れないだとかとかく悪い評判が多いシステムでもある。私もどれだけ待たされるのだろうかとか、そもそも見てももらえなかったらどうしようとか思ったが、紹介状を持っていたことがよかったのか比較的優先的に診てもらうことができた。そこであっさりとこのA&E CentreがあるUCL Hospitalへの入院が決まった。ここは名前(University College London)でわかる通り、日本で言うところの大学病院だから、医療内容も信用できるし個人的には非常にありがたかった。おまけに5-6年前にできたとのことで、非常に綺麗で設備も文句のつけようがない。周りの患者もここに入院させてもらうのはかなり大変だといっていたので、私は非常にラッキーだったと言えるだろう

症状はというと軽度で血液中の酸素量も96%とまったく正常だったので、胸腔内の空気を大きな注射器で体の外に出して少ししぼんだ肺を拡げるというものだった。とはいえ、実際に抜き始めたら空気が2リットルも抜けたのには驚いた。レントゲンで見たら縮小しているのは20%分くらいだと医者もいっていたのだが、これではかなりの容量だ。私の身長と年齢の平均的な容量は4.5リットルくらいのはずだから、なんだかおかしい。処置をする若い先生の横に立っていた年配の先生もYou must be jokingと言い出したくらいだ。よっぽど私の肺の容量が大きいのか、それとも胸腔内に溜まっていた空気が意外と多かったのか。

結局入院二日目にこの処置をしてレントゲンで確認して翌日に退院ということになった。手術をしたわけでもないので、ほとんどベッドで寝て過ごしただけなので、3日間も非常に長い時間となった。ただ個人的に痛かったのはスキューバダイビングを以後禁止されてしまったことだ。リゾートダイバーではあるものの、ひとつの趣味が消えてなくなってしまったのは寂しい限りだ。

そして驚くなかれ、今回の一連の入院は一切無料とのことだった。プライベートの病院だったら一泊数万円~十数万円するそうなので、無料(※)のNHSとの格差は非常に大きい。 このサービスを留学生にも適応してくれるイギリスの懐の深さに感じ入った三日ともなった。

(※未確認ですがたぶん手術は有料だったと思います、念のため・・・)
UCL Hospital

ロンドンの秋

ロンドンの秋はかなり寒い。東京と最低平均気温ではそれほど大きな差がないのだが、実感としてはやはり東京より寒い気がする。

まず統計的な話をすると、12~4月は実は東京の最低気温の方が低い。11月もロンドンが数度低いだけだ。 ではロンドンが何故寒く感じるのか。

最高気温の差
まず最高気温は年間を通してロンドンの方が低い。夏は7度、冬も2~3度は低い。つまり夜は東京の方が寒かったりするのだが、昼が暖かい分東京の方が暖かく思うのだろう。

天気の差
東京の場合冬の寒い日は大体放射冷却を伴うことが多い。つまり寒いけど天気がいいことが多い。それに対してロンドンは特に冬は曇りがちではあるし、毎日数時間の雨がふることは珍しくない。つまり東京と比べて気分的に暖かい感じがしないのだ。

植生の差
これは非常に不思議なのだが、ロンドンは落葉樹ばかりが生えている。日本の植生を考えるとロンドンくらい高緯度であれば常緑針葉樹がたくさん生えていてもおかしくないのだが、実際はロンドンの公園を歩くと落葉している木が多数だ。これも景色を寒々しくしている要因のような気がする。

とはいえ、ここはロンドン。やることは山のようにあるし雪で動けなくなるわけでもないので、この季節も楽しめるように頑張りたい。
秋になるとどの公園も落ち葉がすごい




ロンドンの天気と期待値の関係

 今のところロンドンの天気に関しては思っていたよりもずっといいというのが感想だ。雨が降る日もままあるが、日本のように一日中降るということはほとんどなく、1~2時間待てば止むことが大半だ。これは私が80%LBSまで自転車で通勤していることからも分かる。バスやチューブ(地下鉄)で通う場合も、大半は学校外でイベントがあることが理由で、雨で諦めたことは数えるほどしかない。ちなみにこれまでも週末の予定が雨で潰れたこともほとんどない。
 
もちろん冬になると雨が増えるとみんな言っているのでこの限りではないのだろうが、今のところロンドンの気候には十分満足している。やはり期待値コントロールは非常に重要だ。

SainsburyとProwdenの間の中庭にて

ロンドンは安全か

ロンドンにきてから3ヶ月、ロンドンの治安は一概にいいとも悪いとも言えない、ということが分かってきた。

ロンドンが治安がいいと思う点
ロンドン中心部は基本的に身に危害が及ぶような犯罪はほとんどない。もちろん日本の感覚で夜道を歩いていいとは言えないとは思うが、それに類する話は全く聞いたことがないし(MI6のエージェントが自宅から死体で発見された、というのは大ニュースになってたが・・・)、実際に街を歩いても危険だと感じることはほとんどないと言える。

ロンドンの治安が悪いと思う点
ロンドンはいわゆる窃盗の類はスペインほどではないものの、それなりに多いと言えるかもしれない。実際に近くで見聞きした、あるいは体験したものだけでこれだけある。
1.私の自転車がチェーンを切られて盗まれる
2.私の妻のiPhoneがFortnum&Masonでスリにあう
3.日本人の同期がパブで机の下においていたカバン(含むPC) を盗まれる
4.中国人の同期がカフェでカバン(含むPC、iPhone)を盗まれる
5.日本人の同期夫婦がバンクカードのスキミングで10万円ほど不正に引き出される

ロンドンの治安に関しては、変に他の欧州都市より安全という思い込みがあったのは否めないかもしれない。その点では期待値コントロールに失敗したといえるだろう。
というわけで、ロンドンにいらっしゃる方はぜひ保険に入ることをおススメします。

簡単に切られたチェーン・・・

ロンドン日本人学生交流会

ロンドンの日本人学生の交流会というものが初めて開かれた。
幸いにも会場は我が家から歩いてすぐのMarquisというPubだったのはありがたい。もっともこれは理由があって、私の住むRussell SquareはUCLの広大なキャンパスがありLSEからも近いからだと思われる。

なんだかんだいって40~50人くらいは集まったと思うが、その中身はかなり多彩だった。参加者はLBS、LSE、UCL、King's CollegeなどのUniversity of Londonに通っている方が多かったが、内容はMBAはもちろん国際関係、教育、哲学などかなり幅が広いものだった。
たとえば9/11のような破壊的な美を専門にしている哲学のドクターの方がいると思えば、BOPビジネスに思いを馳せるマスターの方もいて話していて非常に面白かった。普段LBSではビジネス・ビジネスした世界にいると、こういう機会は普段とは180度異なる刺激になるものだ。
今後月1回のペースで開かれるようなので、今後とも是非顔を出していきたい。

我が家のすぐそば、Marquis

魅惑のバッキンガム宮殿

 ちょっと前になるが、バッキンガム宮殿にいってきた。
バッキンガム宮殿は普段はエリザベス女王の居宅なのだが、この夏は公開されているということで、妻の友達がロンドンに遊びに来たのをいい機会に覗きに行ってきた。
チケットは17ポンドとかなり高めだが、どうもこれは女王の居宅の一つウィンザー城の修復費用に当てられるらしい。オーディオガイドが無料で貸し出してくれたので理解を非常に助けてくれた。

バッキンガム宮殿はもともと貴族(バッキンガム公)の邸宅だったのをジョージ4世が居宅にすべくジョンナッシュ(といっても数学者ではなくて建築家)に命じてレンガ造りで建て替えたのが現在の宮殿の原型だそうだ。正式に国王の住む宮殿となったのはビクトリア女王の時代からだ。

内部の写真撮影は一切禁止なのが非常に残念だが、とにかく内部は巨大にして壮麗だった。Blue Room、Green Room、White Roomなどと部屋の名前は非常に素っ気無いが、それぞれの部屋のテーマにあった装飾は見事というしかない。外観や庭園はフランスのベルサイユ宮殿に譲るだろうが、内部の豪華さはバッキンガム宮殿を凌駕しているように感じた。もちろん、これは過去の宮殿か年代も新しく現在も使われている宮殿かという差だとも言えるだろう。

 
庭園側から見たバッキンガム宮殿




メインストリートThe Mall側から見たバッキンガム宮殿
お土産も本格的

ロンドンといえばミュージカル

ロンドンと言えばニューヨークと並んでミュージカルの都である。

ロンドンに上陸してからちょうど2ヶ月になるが、その間に二つほどミュージカルを見に行ってきた。

最初に見に行ってきたのがMamma Mia!だ。妻が非常に好きで日本にいるときから見に行きたいといっていたので、ロンドンミュージカル第一発目はMamma Mia!に決定。妻が気合を入れて前列のベストな席(Top Seat)を予約してくれたおかげで、役者の顔の表情や涙(!)まで見ることができて満足度は非常に高かった。ちなみにチケットは60~70ポンドのものを45ポンドで購入。

Mamma Mia!は私はあらすじですらうろ覚えだったが、なにせ音楽は前編ABBAということで大体聞き覚えがあったのでとても楽しめた。最後の盛り上がり方はさすがHappy Endミュージカルといったところ、周囲もスタンディングオベーションだった。やっぱりミュージカルは音楽を知ってるのと知らないのとでは満足度が違うので、今後も見に行くときは予習してからいくようにしたい。
妻からは「そんなの知らないの」という顔をされたが、Mamma Mia!はOh my god!という意味だそうだ。劇中に「Mamma Mia!」が流れたときに、なるほどこういうことかと思わずニヤッとしてしまった。セリフはまだ全部はわからないし、ネイティブが笑っているところで笑えないことも多かったが、この留学中にそれらもわかるように是非なりたい。

Leicester Square近くのPrince of Wales Theatre

内部はクラシカルなつくり
 そして2発目は私の大好きなオペラ座の怪人に決定。このミュージカルはロンドンがオリジナルで、ロンドンではレ・ミゼラブルに次いで2番目にロングランだそうだ。
空で歌える曲もかなりあるくらいなので、この日は本当に楽しみだった。席は1階の後ろ側で一人45ポンド(正貨)。前日に買えばもっと安いのだが、妻の会社の後輩がロンドン遊びに来るというので正貨で買わざる得なかった。
とはいえ、一度劇が始まってしまえば、そこはまさにオペラ座。怪人もクリスティーヌも透き通ったすばらしい歌声だった。劇場の大掛かりな装置も含めて本当にスケールの大きさが随所に目に付くミュージカルだった。個人的には怪人が船を漕いでいるシーンの演出には感心させられた。ほとんどの台詞は歌にのって発せられるので、聞き取るのはかなり一苦労、というよりかなり勉強が必要な感じだったが、それを補って余りあるほどの演出だった。

これぞまさにオリジナル

Her Majesty Theatre

終了後のシアター前は大混雑
それにしてもアンドリュー・ウェーバーは(当時の妻サラ・ブライトマンのため、とはいえ)とんでもない作品を作り上げたものだ。サラに捧げるオマージュらしきものも散見され、ここまでのこだわりは妻への愛が生んだ産物と言うべきか。
サラ・ブライトマンの主演はどんなものだったのか、ぜひ聞いてみたかったものだ。

と思ったら、やっぱりWebにあった・・・恐るべしYoutube。




ちなみにこれはエミー賞の授賞式にて。奥さんを主演にすることに反感を持った俳優組合の反対票でエミー賞は逃したらしい。とはいえ、興行は大成功、いまでもロンドンで一・二を争う人気なのでアンドリューも満足か。

究極のボランティア

チューブに乗っていたら、面白い広告を見つけた。

なんと警察官のボランティアの募集だ。もちろん警察官がボランティアをするのではなく、警察官をボランティアでやるというものだ。調べてみると、ただ警察官と同じ服を来て道案内するといったものではなく、職権は通常の警察官とまったく同じだそうだ。勤務時間は月18時間以上。ロンドンの警察もなかなか乙なことを考える。コストをほとんど増やすことなく治安を向上させるとともに、失業者に次の職を得るのに役立ちそうな経験を提供することができるのだ。
ボランティアながら面白い経験ができそうなので妻にも勧めてみようかと思ったが、残念ながら永住権を持ち、3年以上英国に滞在している必要があるそうだ。

警察官もボランティア
ちなみに、なぜロンドン警察をスコットランドヤードと呼ぶのか不思議に思った方も多いのではないだろうか?私も小さい時にシャーロックホームズを読んだ時からずっと疑問だった。折角のいい機会なので調べてみると、創設時に本部のおかれたホワイトホールはグレート・スコットランドヤードという広場に面していたのが名前の由来だそうだ。あと、正確にはスコットランドヤード=メトロポリタンポリス(ロンドン警視庁)はシティを除くグレーターロンドンを管轄とし、シティはシティオブロンドンポリス(ロンドン市警察)が担当しているそうだ。分かりづらい・・・

妻もGoing Global

今日は妻の語学学校の友達とコベントガーデンでお食事会。

妻はロンドン移住後はフルタイムで語学学校に通っているのだが、 その学校の同級生のうち数人が帰国するということでイタリア人推薦のイタリア料理のお店へ。普段は妻には自分の飲み会に来てもらっているので、今日は代わりにこちらが妻の飲み会にお邪魔させてもらうことにした。
妻の語学学校はRegent's Parkの中にあるRegent Collegeというところだが、そこは少し授業料が高い代わりに日本人が少なく授業のレベルが高いようである。今日のクラスメートの飲み会も顔ぶれは多彩で、ポルトガル、イタリア、グルジア、イラン、ブラジル、韓国と人種の坩堝状態だった。こんな中で頑張っている妻には本当に頭が下がる。

Say Cheese!
年齢層は比較的若くて、夏休みを利用して勉強に来てる学生も多いようだ。話を聞いていると結構MBAに興味深々な人が多くて、途中から何だか人生相談みたいな感じになってきてしまった。自分の将来もまだ闇の中なのに他人に講釈を垂れるのも気が引けるので、早く将来を見通せるようになりたい。
 
それにしてもイタリア料理の美味しかったこと!イギリスのご飯は美味しくないという人もいるが、 探せば美味しいお店があるのだ。さすがはイタリア人が薦めるイタリア料理だっただけはある。またぜひ食べにこよう。

エジプトではない大英博物館

イギリスに上陸して早1ヶ月半、ようやく大英博物館(British Museum)に行ってきた。10年前に旅行した際にも来たので、それ以来2回目となる。

大英博物館は実は我が家から歩いて10分とすぐそばにあるので、いつでも行けるのだが、いつでも行けるというのが仇となって今日となった次第である。ちなみに妻はもうすでに何度か訪れているので、彼女のガイドのもとエジプト館から歩くことにした。


巨大な大英博物館の内部
10年前来た際はエジプト館は改装中で見ることができなかったし一番人気なのもエジプトだと聞いていたので、今回胸を膨らませて来たのだが、残念ながら期待ほどではなかった。やっぱりエジプトを知るにはエジプトに行かないとだめだというのが感想。もちろんラムセス2世像などおっと思うものはあるが、期待がどうも大きすぎたようだ。

逆に目から鱗だったのだが、アッシリア関係の展示。アッシリアはイラク北部から生まれたペソポタミアの大帝国だが、お恥ずかしながらこれまであまり詳細を知らなかった。ここではかつての帝都ニネヴェやニムルドから発掘された膨大な量のレリーフや彫刻がそのまま展示されているのだ。説明をみると、オスマントルコ時代にトルコがイギリスとフランスに発掘を自由にさせていたためこれだけのコレクションがあるそうだ。

人頭有翼牡牛像
量には驚かされたが、それ以上に驚いたのがその質だ。なんといっても保存状態が非常に良い。新婚旅行でいったイランのペルセポリスなどよりずっと細工も細かい。ペルセポリスを建てたアケメネス朝ペルシアより時代が前であるのにも関わらずだ。ペルセポリスのあまりの巨大さと壮麗さに打ちのめされた後だっただけに、それを上回るこのアッシリア関係の展示には本当に衝撃を受けた。今のイラクにはニネヴェにしろニルムドにしろ、もう保存状態の良い遺跡はあまり残っていないだろう。でも、遺構を見るだけでもオリエントの巨大王国だった往時を偲ぶことができそうだ。
バビロニアも含めてイラクにもいつか行かねばと改めて思った次第である。早くイラクの地にも平安が訪れるとよいのだが・・・

驚くほど細かなレリーフ

ライオン狩りは王のみの特権

遅お昼だったこともあって残念ながら今回はエジプトとアッシリアで終わることに。家から近いし入場料もタダなのでまた暇なときに遊びにこよう。


英国流タイトル

イギリスでオンラインでチケットを購入しようと思ってフォーム上にあるTitleボタンを押して驚いた。TitleはMr, Mrs, Msくらいかと思ったら20種類近くでてきたのだ。DrやProfはともかく軍人の階級やLord, Lady, Sirがあるところは、さすがはEstablishmentの国だ。
 ちなみにLordは爵位保持者、Sir/Ladyはナイトに叙勲された者が名乗れるそうだ。
階級社会の象徴?
 ついでに、もう一つ、当地ではWindowsにInternetExplorerは標準ではインストールされず、下記の画面から好きなブラウザを選ぶ仕組みになっている。どうしてOperaが一番最初に来ているのかは謎だ。右側にスクロールすると無数のブラウザが選択できるが、そっちを選ぶ人はほとんどいないんだろうなぁ・・・
私はFireFox派です・・・

寓話パブ巡り


今日は初のStreamイベントが行われた。その名もDick Pub Crawlだ。

このイベントはカナダ人とアメリカ人のクラスメートが企画したのだが、今回はなんとDick Whittingtonという人物の物語に沿ってパブ巡り(Pub Crawl)をするというのがテーマだ。折角のイベントを単なるパブ飲みにしないところが素敵だ。ルートははテムズ川の南岸Southwarkのあたりから始まってLondon Bridgeを渡りMonumentに向かうというもの。パブ巡りのルートは以下の6軒だ。

1. Old Thamesdale Inn - Clink Street, SE
2. The Mudlark - Montague Close, SE1
3. The Horniman At Hay's - Hay's Galleria, SE1
4. The Crutched Friar - 39-41 Crutched Friars, EC3
5. The Walrus & The Carpenter - 45 Monument Street, EC3
6. The Ship - 11 Talbot Court, EC3


私は日本人のクラスメートと学校の側の日本料理屋「南部亭」で晩飯を食べてて、2軒目からの合流となったがそれはかなり早い方で、4軒目、5軒目でJoinしてくるクラスメートが多数だった。もうその頃にはビールでお腹一杯・・・日本ではビールは最初の1~2杯で止めていたので、ビールばかり続くイギリスの飲みには未だに最後までついて行けない・・・

ちなみにDick Whittingtonの物語というのは下記だ。どこかでこんな物話を聞いた記憶があるが、果たしてロンドンだったかどうか、もはや定かでない。

A Little History
Dick Whittington and His Cat is a British folk tale that has often been used as the basis for stage pantomimes and other adaptations. It tells of a poor boy in the 14th century who becomes a wealthy merchant and eventually the Lord Mayor of London because of the ratting abilities of his cat. The character of the boy is named after a real-life person, Richard Whittington, but the real Whittington did not come from a poor family and there is no evidence that he had a cat.


パブはクラスメートで埋め尽くされ先客はびっくり    
ちなみに最後のパブはカラオケ付きだった。機械は1台しかないので順番に回しあうスナック方式で、画面も歌詞だけ出てくるという極めてシンプルなもの。みんな一緒に歌ったり腰をくねらせながら踊ったり、みんな思い思いに楽しんでいる。ただ、とてつもなくうるさいので、隣の人と話すにも片耳に口を近づけて大声でしゃべるような状況だった。24時くらいには退散したが、多くのクラスメートはそのまま残っていたようだ。みんなタフだな~

遠くに光るのがカラオケ、この距離でも大音響・・・

BBC Proms


Hyde Parkから見たRoyal Albert Hall



今日はBBC Promsを鑑賞にRoyal Albert Hallに向かう。

膨大なプログラム
Promsは7月半ばから9月半ばまで2ヶ月程続く世界最大のクラシック音楽の祭典だ。以前イギリスに留学していた方から熱烈な推薦を聞いていたのだが、今回高校の友人が彼女と一緒にロンドンに来るという事でPromsにいくことになったのだ。
チケットは日本の先入観からすると非常に安い。我々の席は一番後ろの席で一人11ポンド。当日売りの立ち見席はなんと4ポンドなので、PCをいじりながらとか、家族でサンドイッチを食べながら鑑賞するなんて人もちらほら。こういう敷居の低さは目から鱗だった。



荘厳なRoyal Albert Hall

会場のRoyal Albert Hallはその名の通り、ビクトリア女王の夫アルバートの名前を冠したホールで、会場の目の前のHyde Parkにはビクトリア女王が先に亡くなったアルバートを偲んでつくった巨大なモニュメントが聳えたっている。
Albertのモニュメント
演目というよりは日にちと時間で選んでいるため、曲は知らないものが多かったが、それでも大いに楽しめた。今度はぜひ自分の好きなムソルグスキーやロドリーゴをやっている時に見に行こうと思う。


ロンドンへの引越し

深川の夕暮れ 帰国する頃にはスカイツリーも完成しているはず
ようやく引越し作業が終わり、あとはロンドンに行くだけとなった。

妻が渡英1週間前まで会社を辞められなかったこともあって、引越し作業は大わらわとなった。ただ引越しといっても、イギリスに持っていくものをパックするよりも、持参しないものを捨てたり譲ったりする作業の方が圧倒的に多かった。

1.イギリスの家の多くは家具付きで家具関連は持っていく必要がない
2.イギリスの電圧は220Vで大抵の電化製品は変圧器なしでは使えないためもっていくのが面倒(アメリカのように多少電圧が違うくらいで壊れること覚悟ならそのまま使えるということはない。)
3.入居が決まった寮は狭いためあまりモノを置くスペースがない。

だいたいこんな理由からロンドンに持っていくものは大半が服で、あとは少しの調理用具とたまに使うであろう着物やキャンプ用品などだ。量も多くないので急がないものは船便でヤマトの海外引越単身パックのミニマム(大5箱、小4箱)で、急ぎのモノは航空便のヤマト留学宅急便(大2箱)で発送する。料金は前者が7万円ちょっと、後者が4万5千円だ。計12万円也。自分で梱包するのは大変ではあるが、それでも玄関まで集荷に来てくれるので楽だ。前者は口座振込、後者は集荷時現金支払いと統一されていないのは?だったが、非常に使いやすかったといえる。

特にロンドンでの着荷時に問題なければまた利用しようと思う。