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ケンブリッジ探訪

ケンブリッジのMBAにいる友達Aさんと会いに行ってきた。

 ケンブリッジはロンドンのキングスクロス駅より50分ちょっとと非常に近い。街自体はこじんまりとしているが、さすがは歴史ある学問の街だけあって街は学生で溢れ、非常にアカデミックな雰囲気がただよっている。日曜日だったのであまりカレッジの中には入ることができなかったのは残念だったが、それでも十分楽しむことができた。近くのケム川ではパンティング(舟)遊びをする人が多くいて、非常に牧歌的である。

高名なKing's College

嘆きの橋の下でパンティング遊び
Aさんは奥様とお子様連れで来てくれたので、早速ランチにいくことに。場所はEAGLEというケンブリッジでは老舗のパブ。Aさんが連れて行ってくれたのだが、なんとここはワトソンとクリックがDNAの構造について着想した場所だということだ。さすがはノーベル賞を輩出するケンブリッジのお膝元だけはある。
DNA発見の現場
そして最後は折角なのでAさんの通う、ケンブリッジのジャッジビジネススクールも案内してもらった。比較的新しいビジネススクールなこともあって非常に綺麗な建物だった。内部の吹き抜けは非常に天井が高く開放的で、LBSとは大きな違いだ。ただ、実際にはここの建物だけでは足りず、一部他のカレッジでも授業が行われているらしい。
どこかスペイン風のJudge Business School
非常にモダンな内装

ドーバー海峡を巡る

今週の日曜は余裕があったので朝からドーバーまで足を伸ばしてみた。我が家の最寄り駅の一つ、セントパンクラス駅からドーバーまでハイスピードトレインで何と1時間半だ。ちなみにこのハイスピードトレインは日本の特急のようなもので、先頭車両が後続車両を引く機関車方式ながら製造は日本の日立だそうだ。

ドーバーはドーバー海峡の名前から分かる通り、欧州大陸に一番近い町だ。ちなみにドーバー海峡(Strait of Dover)はイギリス海峡(English Channel)の最狭部を指すそうだ。フランスのカレーとの距離は34kmだから、確かに泳ぐ人がいるのも分かる。実際に今日はイギリスらしからぬ快晴の一日だったので、対岸のフランスもよく見ることができた。これだけ近ければ、軍勢を対岸に渡すのも難しくはない。英仏百年戦争もこの狭い海峡あっての事件に違いない。

ドーバーといえば、ドーバーの白い崖(White Cliff of Dover)が有名である。残念ながら城は崖の上に建っているので、城からはあまり白い崖は見えないが、海岸から見ると壮観だそうだ。この白い崖から、アルビオン(ラテン語で白の意味)というイギリスの通称ができたそうだ。

ドーバーの白い壁、そしてドーバー海峡

ドーバー城、空が青い・・・
ドーバーと言えば、やはりドーバー城がシンボルとなるだろう。もともとはローマ人が灯台を建てたのが始まりで、その後プランタジネット朝の始祖ヘンリー2世が大規模な建てた中世の城が現在の城の原型になっている。城の中には王の居室やホールが大きな面積を占めている。こんな片田舎になぜ?と思ったら、これは当時のイギリス王家の事情があったようだ。当時のイギリス王家は元々はフランス人でノルマンディー公を兼ねていたので、王はイギリスではなくフランスで生活することが多かったようである。勝手な推測ではあるが、ヘンリー2世もフランスとイギリスの行き来の拠点としてこの大規模な城を建設したのではないだろうか。

King's Hall、でも王が来る日なんてどれくらいあるのやら・・・
本当はこの後カンタベリーに向かって、大聖堂内の英仏百年戦争のイギリス側の英雄エドワード黒皇太子の墓を見るつもりだったのだが、日曜は14時までしかやっていないと分かり、残念ではあるがカンタベリーはまた次回にすることにした。