TOEFLの勉強法(1/5):総論

純ドメであった私がTOEFLのスコアをMBA受験できるレベルまで引き上げるのは、言葉で言い表せないほど大変でした。はっきりと言ってしまえば結果オーライなだけで、私のやり方がいいとは間違っても言えません。でも、きっとこのページを見てくださっている方の中には、私と同じくスコアアップに苦しんでいる受験生の方もいると思うので、そういう方に少しでも参考になれば と思い何回かシリーズで書いてみたいと思います。(実際私自身も袋小路に突き当たった時は、MBA留学ブログを数多くクロールしてヒントを探していました。)

TOEFL結果サマリー
62点⇒102点(出願時点)
初受験スコア:2009年3月 62点(R:19, L:8, S:15, W:20)
出願時点スコア:2009年12月 102点(R:28, L:25, S:22, W:27)

初受験のスコアは久々に見たが、我ながら末恐ろしい結果だった。最終的な結果だけ見れば10ヶ月でTOEFLスコアが40点アップ(120点満点)とどこかの広告にも出てきそうな伸び率だ。もっとも、初受験はまったくどんな試験だかよくわからないままテストに臨んだのであまり参考にはならないかもしれない。その後、少し勉強した後で受けた第2回目の点数は74点(2009年5月)だった。
参考までにTOEICの点数は受験開始前が860点、開始後4ヶ月(7月)で945点でした。



TOEFLスコアのMBA受験に与える影響
やはりトップスクールと呼ばれる学校はTOEFL iBTで100点は必須、実際は105点は欲しいところです。これはカウンセラーからも繰り返し聞いた話ですが、それなりに時間をかけないと純ドメな日本人には結構高いハードルです。私自身は上記の通り、ハードルを越えられずそのまま倒して走り抜けてクリアしましたが、やはりターゲットは105点とおいて勉強されるのがよいと思います。それ以上必要なのは109点を要件としているHarvardとOxfordくらいです。

受験回数
全19回受験しました。一回200ドルなのでなるべくこんなに無駄撃ちするのは本来は愚の骨頂ですが、現実問題としてはSpeakingを 中心に受験回毎のスコア振れ幅が大きかったため、テスト勘を保ちスコアアップの確率をあげるべく受験し続けました。
ちなみに19回のうち5 回は2nd Round出願後にスコア差し替えを目論んで継続受験した分です。出願書類提出後もスコアがあがれば差し替えをお願いできる学校が多いので、少しでも合格 の確率を上げたい方はTOEFLを受け続けるのも一つの手です。(しんどいですけど・・・)

受験場所
どこで受験するかも重要です。一部の専門学校などでは設備が貧弱だったり、隣の人と近接していて受験に集中しきれないことがあります。東京近郊では茅場町や横浜などのPrometricのテストセンターが環境としてはベストでした。これらの会場はすぐ埋まってしまうので、見つけ次第すぐ予約してしまったほうがよいでしょう。私は3,4ヶ月先のスケジュールが出た時点ですべて予約するようにしていました。あと裏技(?)としては、一度他の会場で申し込みをした後、日程変更をする場合は何故か一杯のはずの上記のテストセンターが選べることがあります。ただし日程変更には60ドルかかるのでご注意を。

TOEFL vs IELTS
IELTSはイギリスの語学力試験です。TOEFLと同様にReading, Listening, Writing, Speakingの4セクションありますが、内容はAcademicばかりなTOEFLに比べ理解しやすい内容になっています。 ただし、人間が採点するため、TOEFLで使われるようなテンプレートをそのまま使うと"Memorize"という減点項目に引っかかるなど、一概にIETLSのほうが簡単とも言い切れないと思います。
最近のビジネススクールはTOEFLの代わりにIELTSのスコアを受け入れてくれる学校が増えてきています。実際に私が受験した学校の中ではUSスクールでも半数以上がIELTSでもアプライできました。(GMATの代わりにGREでもよい学校も増えてきています。)そこで、もしTOEFLでスコアが出ない場合にはIELTSでスコアを確保するのも一つの戦略だと思います。
ただし、私はTOEFL100点をとった時のIELTSのバンドは7.0で換算するとほぼ同等スコアでしたので、受験上はあまり甲斐がありませんでした。ご参考までに。

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