GLDP: Speed Reading Hacks!

GLDPというコースの中にオプションでSpeed Readingというクラスがあったので出てみた。

GLDPとは
GLDPはGlobal Leadership Development Programmeの略で、学校側の説明によればLBSのMBA卒業生のマーケッタビリティを向上させるためのプログラムだそうだ。実際にはリーダーシップを支えるライティングやスピーキングなどのコミュニケーション力の向上を主眼にしている。

必修コースは1.Best Practice Presentation & Communicationsと2.Writing with Impactの二本立てだ。が、ここではこれらについては触れない。(1については、同期のTさんのブログ参照 http://ttlbs.blog129.fc2.com/blog-entry-54.html )
また、必修と別にオプションでAccent&Voice Coaching、Dealing with Stress、Managing Meeting、Successful Negotiation、Mind Mapping&Memoryなど面白そうな15コースを自由に(最低2日分)とることができる。

Speed Readingコース受講の目的
今回はそのオプションのコースでSpeed Readingのコースを受講してきた。目的は容易に想像がつくと思うが、日々の膨大なリーディングアサインメントを少しでも効率よく消化したい(そして浮いた時間で他のことをしたい)という、近視眼的だが非常に重要な意図を持って参加した。
誤解を恐れずに言うならば、日本語は速読に向いた言語だと思う。何せ漢字と一部のカタカナキーワードだけを拾っていけば大体内容を理解できるからだ。おかげで文庫本なら1冊1時間、厚いハードカバーも2-3時間で速読することが出来る。だが、英語ではそういう技も使えない。また日本語を速読するときは重要ではない文章は途中から読まないで次の文に移るという技も使えるが、英語ではその判別もスムーズに出来ず結局みんな読んでしまう。そういったわけで、同じ内容でも英語で読むと日本語の3-4倍時間がかかるというのが率直な現状分析だった。

とはいえ、速読に魔法のような手などあるはずもないと思ってあまり期待せず、何か役に立つTipsでも手に入ればラッキーだと思ってクラスに望んだが、実際には期待以上のラッキーなコースだった。

Speed Reading Hacks!
端的に言えば、下記の4点を実践すれば大幅に早く文章を読むことが出来るというのがクラスの内容だ。
  1. Fixation (目次や見出しを押さえることで文章の構成を理解しながら読む)
  2. See multiple words (一語ずつではなく複数語を一緒に読む)
  3. No Wandering = Stay focused (情報を探して行ったりきたりしない)
  4. No Backskipping (先に進み続け前に戻らない)

上記を保つために効果的なTipsは下記の二つだ。
  1. ペンを使って目の動きをガイドする(⇒読む場所をガイドするとともにスムーズな目の動きをサポートする)
  2. 手を伸ばしてリラックスした状態で読む

これをすることでクラス参加者10人のリーディング速度はクラス開始直後の143~460ワード/分から終了間際の432~1140ワード/分まで大幅に向上した(1140ワードはNY出身のクリスの成績で段違いだった)。もっとも、ここで注意しなければいけないのは、内容理解度は速度を上げると下がりがちだという点だ。どの点まで許容できるか、またどのレベルまで訓練で速度を保ったまま理解度を向上できるかは今後個々人で判断すべき点だろう。

授業終了後に何個かケースを読むのに使ってみたが、これはかなり効果的だった。
もし膨大な英語文献を読まないといけなくて困っている方は一度試してみてはいかがだろう?

コンサル業界の分析

LBSのCareer Serviceの人が書いているこのブログは、コンサル業界を知るのになかなか役に立つので、以下備忘録代わりに記載しておく。

http://www.problemssolved.org/

ロンドンといえばミュージカル

ロンドンと言えばニューヨークと並んでミュージカルの都である。

ロンドンに上陸してからちょうど2ヶ月になるが、その間に二つほどミュージカルを見に行ってきた。

最初に見に行ってきたのがMamma Mia!だ。妻が非常に好きで日本にいるときから見に行きたいといっていたので、ロンドンミュージカル第一発目はMamma Mia!に決定。妻が気合を入れて前列のベストな席(Top Seat)を予約してくれたおかげで、役者の顔の表情や涙(!)まで見ることができて満足度は非常に高かった。ちなみにチケットは60~70ポンドのものを45ポンドで購入。

Mamma Mia!は私はあらすじですらうろ覚えだったが、なにせ音楽は前編ABBAということで大体聞き覚えがあったのでとても楽しめた。最後の盛り上がり方はさすがHappy Endミュージカルといったところ、周囲もスタンディングオベーションだった。やっぱりミュージカルは音楽を知ってるのと知らないのとでは満足度が違うので、今後も見に行くときは予習してからいくようにしたい。
妻からは「そんなの知らないの」という顔をされたが、Mamma Mia!はOh my god!という意味だそうだ。劇中に「Mamma Mia!」が流れたときに、なるほどこういうことかと思わずニヤッとしてしまった。セリフはまだ全部はわからないし、ネイティブが笑っているところで笑えないことも多かったが、この留学中にそれらもわかるように是非なりたい。

Leicester Square近くのPrince of Wales Theatre

内部はクラシカルなつくり
 そして2発目は私の大好きなオペラ座の怪人に決定。このミュージカルはロンドンがオリジナルで、ロンドンではレ・ミゼラブルに次いで2番目にロングランだそうだ。
空で歌える曲もかなりあるくらいなので、この日は本当に楽しみだった。席は1階の後ろ側で一人45ポンド(正貨)。前日に買えばもっと安いのだが、妻の会社の後輩がロンドン遊びに来るというので正貨で買わざる得なかった。
とはいえ、一度劇が始まってしまえば、そこはまさにオペラ座。怪人もクリスティーヌも透き通ったすばらしい歌声だった。劇場の大掛かりな装置も含めて本当にスケールの大きさが随所に目に付くミュージカルだった。個人的には怪人が船を漕いでいるシーンの演出には感心させられた。ほとんどの台詞は歌にのって発せられるので、聞き取るのはかなり一苦労、というよりかなり勉強が必要な感じだったが、それを補って余りあるほどの演出だった。

これぞまさにオリジナル

Her Majesty Theatre

終了後のシアター前は大混雑
それにしてもアンドリュー・ウェーバーは(当時の妻サラ・ブライトマンのため、とはいえ)とんでもない作品を作り上げたものだ。サラに捧げるオマージュらしきものも散見され、ここまでのこだわりは妻への愛が生んだ産物と言うべきか。
サラ・ブライトマンの主演はどんなものだったのか、ぜひ聞いてみたかったものだ。

と思ったら、やっぱりWebにあった・・・恐るべしYoutube。




ちなみにこれはエミー賞の授賞式にて。奥さんを主演にすることに反感を持った俳優組合の反対票でエミー賞は逃したらしい。とはいえ、興行は大成功、いまでもロンドンで一・二を争う人気なのでアンドリューも満足か。

Sep Term 1: Understanding of General Management

9月24日でSeptember Termも終了し、いよいよ来週からAutumn Termが始まる。
そこでSeptember Termの授業を紹介したいと思う。

最初はUnderstanding of General Managementだ。
授業は計6回、1回に1ケースなので計6個のケースをやったことになる。
扱ったケースの企業はホンダ、アップル、ピープルエクスプレスエアライン(格安航空会社-2回分)、AMEX、ボディショップだ。
このクラスはMBA初めての授業ということもあってか、Brandon Lee教授( http://www.london.edu/facultyandresearch/faculty/search.do?uid=blee )はみんなに沢山発言させてMBAスタイルに慣れさせようとしていて、とても楽しみながら授業を受けることができた。私自身も最低1クラスに一度の発言をノルマとして課し、曲がりなりにも毎回1-2回は発言することができた。まだ質は十分ではないので、早くみんなにオッと思わせるような発言ができるように頑張りたい。

個人的にケースで面白かったのはAMEXだ。コンサルタントだったHarvey Golubが瀕死のAMEXを救う話だが、彼のターンアラウンドマネージャーとしての仕事の細かさに(個人的にはマイクロマネジメントに近いようにも思えたが)妙に感心させられた。

ホンダのオートバイのケースでは、ホンダの戦略的アプローチを描写したケース(Aストーリー)と関係者へのインタビューを元にした行き当たりばったりのケース(Bストーリー)の落差が印象的だった。さらに、その後に両ストーリーの関係者(Michael Goold, Henry Mintzberg, Richard Pascal, Richard Rumelt)でどちらが本当のホンダかの論争を追った"The Honda Effect Revisited"が大人の知的な喧嘩をみているようで楽しかった。実際はどちらかが正しいわけではなく、その中間が実のところであるように感じた。今後のケースでは、テキストに出てきている表層だけではなく、その裏にあるストーリーの存在も意識しながら読んでいくようにしたい。

本田宗一郎はこういう人


この授業については同期のMさんが書いているので、こちらもどうぞ。
http://thisisthewayiam.blog114.fc2.com/blog-entry-15.html

LBS Information Session @ Tokyo

来週の木曜日(9月30日)にニューオータニでLBSのインフォメーションセッションが開かれるそうです。
LBSの受験を考えてらっしゃる方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
私も去年参加してLBSとのフィットを感じたことが、いまここにいる大きな理由だと思っています。

Tokyo Information Session: Thursday 30th September 2010, 18.30 - 21.00
The New Otani
4-1 Kioi-cho, Chiyoda-ku
Tokyo 102-8578

Registration details can be found here:
http://www.london.edu/programmes/infoevents/do?progSelect=MBA&locationSelect=

せっかくなのでロンドンビジネススクールのビデオも参考までに・・・

GLAMでリーダーシップを学ぶ 2/2

GLAMは合間には講義が入るのだが、あまり講義の内容はあまり覚えていない。ただDan Cable教授( http://www.london.edu/facultyandresearch/faculty/search.do?uid=dcable )の授業がやたらと面白かったことばかりが印象に残っている。
下記は彼の授業で見せられたビデオの中でも傑作だった もの。


Even MBA...


GLAMで役に立ったのは初日に受け取った360度評価と個人の行動評価(NEO) だったが、ダントツに面白かったのはシミュレーションだった。これはチームに分かれて限られた経営資源を配分しながら同一マーケット内で競争するというも のだ(3マーケット×各4-5グループ)。結果は最終期で利益、マーケットシェア、顧客満足度でNO.1という輝かしいものだった。(累積利益は2位)時 間の制約の中で財務、マーケティング、セールス、オペレーション、研究開発でバランスをとるのは難しい作業ではあったが、6人をCEO+財務、マーケティ ング+セールス、オペレーション+研究開発という3グループにわけて検討を行ったこと、テクノロジードリブンという当初の方針を維持し続けたことが勝因 だったといえる。
ここで興味深かったのは、価格競争に陥って全てのプレーヤーが赤字に苦しんでいるマーケットと、市場価格はほとんど変わら ず付加価値がドライバーになっていたマーケットに分かれたことだ。前提条件が同じにもかかわらず、対照的な結果が出たのだ。マーケットの競争はマーケット の特性だけではなく、プレーヤーのポジショニングで決まってくるという点は(リーダーシップとはまったく関係ないが)新たな発見だったと言える。

GLAMにリーダーシップを学ぶ 1/2

LBSが力を入れているプログラムの一つがGLAMだ。

GLAMはGlobal Leadership Assessment for Managersの略で、インターナショナルな環境でのリーダーシップ開発を目的にしたプログラムだ。エッセーに書いたはいいものの実は何をやるのかよく分かっていなかったのだが、やってみるとなかなか面白いプログラムだった。3日間とんでもない量のリーディングが直前に課されたのはご愛嬌だったが、構成はいたってシンプルなものだ。
1日目:事前に実施した360度評価結果と個人の行動評価(NEO)が配布され、それに基づきリーダーシップの改善点を話し合う
2日目:ビジネスシミュレーションの中で新しいリーダーシップを試す
3日目:チューターから個別フィードバックを受ける

360度評価
360度評価は前職の上司、同僚および自分の計7人が自分のリーダーシップを評価するというもの。同様のスキル開発プログラムをやっているスクールも多いと思うが、LBSだけあってInternationalという観点にもかなりの重きが置かれている。全部英語でとんでもない量がある調査に協力してくださった皆様、どうもありがとうございました。自分ができていると思っていたのに評価が低かったところ、また自分では大したことないと思っていたところが評価が高かったところが意外にあって非常に勉強になった。自由コメントの内容を抜粋すると下記のような感じだった。

強みにしている点
- 難しいことを簡単な言葉で説明できる
- 難しい状況でも情熱的かつポジティブに考えられる
- 他人に頼らず自分で問題解決できる
今後開発が必要な点
- インターナショナル経験がもっと必要
- メンバーのモチベーションマネジメント
- 知識を十分活用するためのビジネス経験
- ロジカルシンキング

それにしても、コンサルタントなのにロジカルシンキングと書かれるとは・・・むむむ。


個人の行動評価(NEO)
これは個人の行動様式についてEmotional Reactions, Interpersonal Patterns, Openness to Change, Agreeableness, Work Ethicに分けて定量化してみせるものだが、これは360度評価に増して面白かった。
私はLBSの学生の平均と比べて明らかにEmotional Reactions、Work Ethicsは低く、Openness to Change、Agreeablenessは高いという結果になった(Interpersonal Patternsはほぼ同様)。

それぞれの項目の中でも平均と明らかに大きく違う点(Very High/Low)を書くと下記のようになる。
Emotional Reactions・・・Even-tempered、Hopeful
Openness to Change・・・Artistic、Emotions are important、wide range of interests
Work Ethic・・・Spontaneous

これを読み解くと、楽観的で興味のままに動く人間、と言えるだろう。逆に注意深く細かく整理していくというタイプからは正反対とも言える。銀行の内定を蹴った自分の選択は今更ながらやっぱり正しかったのだ。

チューターの個別フィードバックは比較的お決まりのことしか言わなかったのは残念だった。特に慣れない環境で慣れない生活を送るのはストレスが溜まるから、よく食べて、よく水を飲んで、よく寝るようにというアドバイスはまるで小学生向けで思わず笑ってしまった。まあ、確かにMBA生活はスプリントではなくマラソンだと思えば、当たらずしも遠からずかもしれないが。
ただ、そんな彼女も最後に非常に重要なアドバイスをくれた。

「英語がまだ苦手かもしれないが、英語をグループメンバーにわかるように話してもらうようにすることはあなたの責任です」。

なるほど、英語が苦手な側からするとわからないのはこちらのせいだと思ってしまうが、英語がぺらぺらな人間からすれば、苦手な人間でもわかるように話すというのは当然だし、それをリクエストするのも当然だということだ。(そんなことを言えるのもディバーシティに富んだLBSならではだろう。)

もちろん周囲の好意ばかりには頼れないので自分の英語力を磨く努力するのは当然だが、自分だけ頑張らなくてもいいのだ、と少し心も軽くなった一日になった。

(参考)LBSの考えるLeadership

LBSの面接

LBSといえば独特のインタビューがあることで知られている。

何が違うかと言うと「クラスでどれくらいコミュニケーションをとれるか」も見られている点が大きく異なるといえる。 他の学校は相手が面接官1~2名で30分~1時間程度質問に答えるだけのインタビューだ。誤解を恐れずにいえば、対策はいくらでもできてしまう。要は過去の質問を調べて(Clear Admitなどに載っているし、カウンセラーも教えてくれる)想定問答集をつくり、あとはそれをスムーズに話せるように訓練すれば対策はできてしまう。しかし、LBSの場合はそれほど易しいものでもない。

LBSの面接は4パートに分かれている(2nd出願の場合)。①グループディスカッション、②英会話教師の英語レベルチェック、③通常の面接、④即興プレゼンの4つだ。全て続けてやるわけではなく、①②、③④と分けて実施されるが、合計で2時間以上の面接になるのでかなりの長丁場といえるだろう。英語が得意ではない私にとっては、相当に疲れる面接だった。

簡単にパートごとに説明すると下記のような内容になっている。
①グループディスカッション
4人ごとのグループに分けられ、ホワイトボードに記載されている10個程度のテーマの中から好きなものを選んで話してくださいというものだった。中身は英会話学校の教師が聞いていて適宜評価をしていた。内容は全てビジネス関係のトピックで、近年話題になっている事象も多かった(我々の年はギリシャの過剰債務問題やトヨタのリコールなど)。私は英語力のみでは勝負にならないという自覚はあったので、ファシリテーションに注力するポジショニングをとったが、結果的にはこれがよかったのかも知れない。時間は1時間弱とかなり長いので、話題はどんどん移り変わっていったが、日本人だけで英語のディスカッションがこれほど盛り上がるのかと新鮮に驚いた記憶がある。私のような英語が苦手な人にアドバイスするならば、ディスカッションで使える表現("I like your idea", "Let me add my thought"・・・)みたいなものを準備すると自然な形で議論に入り込めると思う。
②英会話チェック
グループディスカッションの途中で呼ばれて5分ほど英会話学校の教師と会話するというもの。ここは内容云々というより英語力のチェックなので、なるべく自分の話しやすいフィールドに話をもっていくといいかもしれない。ちなみに録画していたので、映像はロンドンに送られているのだろう。
③通常の面接
面接官2名を相手にいわゆる普通のインタビューを受けるというもの。若手1名+シニア1名という構成で、意図的なのだか判断は難しいが、若手の面接官は比較的好意的、シニアの面接官は渋めの面持ちで聞いているといった感じだった。ここはそれほど特筆することはないが、私の中ではロンドンに行きたいという気持ちを最大限表現したつもりだった。
④即興プレゼン
通常の面接の最後には即興でプレゼンを求められる。お題はその場で提示され、3分間の準備時間を与えられた後(その間面接官は退室)、3分間でお題についてプレゼンするというもの。ホワイトボードも使用可だったので、私は準備時間にフレームを書いて、プレゼン中にフレームの内容を数ワードで書きながらプレゼンした。私はプレゼンは好きなほうなので自分の話したいようにやってしまったが、苦手な方はTOEFLのWritingのロジックでプレゼンするといいかもしれない。最後に質問されたが、中身というよりプレゼンの構成(なぜ、どのようにそういう整理をしたのか)についての質問だった。

面接終了後の私の感想としては、①はB+(ファシリテーターとして議論に参加できた)、②もB+(話題誘導に成功したせいか、自分の英語力にしてはスムーズに話せた)、③はB-(学生時代の重要な経験について話し忘れてしまった)、④はA(自信を持って話せた)、そして最後のQAはA(ロンドンに本当に行きたいという気持ちが伝わった)といったところだろうか。

疲れはしたが、結構楽しめたというのが終わった後の感想だった。
これから面接を受ける方はぜひ面接をエンジョイすべく頑張ってください。

究極のボランティア

チューブに乗っていたら、面白い広告を見つけた。

なんと警察官のボランティアの募集だ。もちろん警察官がボランティアをするのではなく、警察官をボランティアでやるというものだ。調べてみると、ただ警察官と同じ服を来て道案内するといったものではなく、職権は通常の警察官とまったく同じだそうだ。勤務時間は月18時間以上。ロンドンの警察もなかなか乙なことを考える。コストをほとんど増やすことなく治安を向上させるとともに、失業者に次の職を得るのに役立ちそうな経験を提供することができるのだ。
ボランティアながら面白い経験ができそうなので妻にも勧めてみようかと思ったが、残念ながら永住権を持ち、3年以上英国に滞在している必要があるそうだ。

警察官もボランティア
ちなみに、なぜロンドン警察をスコットランドヤードと呼ぶのか不思議に思った方も多いのではないだろうか?私も小さい時にシャーロックホームズを読んだ時からずっと疑問だった。折角のいい機会なので調べてみると、創設時に本部のおかれたホワイトホールはグレート・スコットランドヤードという広場に面していたのが名前の由来だそうだ。あと、正確にはスコットランドヤード=メトロポリタンポリス(ロンドン警視庁)はシティを除くグレーターロンドンを管轄とし、シティはシティオブロンドンポリス(ロンドン市警察)が担当しているそうだ。分かりづらい・・・

Singapore Armyとの対峙

今日は新しい自転車を買ったばかりというシンガポール人Choongとロンドン北部をツーリング。

Choongは一見して自転車野郎だとわかるPinarelloのフルカーボンバイクで登場。聞けば7年前は同じPinarelloのParisに乗っていたというから本物だ。今日のルートはLBSから北へFinchley RoadからHendon WayというHighwayにのってGolders Green駅までを往復する。ロンドンで自転車を盗まれてからメーターを付けていないので詳細はわからないが、時速27~28km、距離にして25kmくらいだろうか。Finchley Road駅前後のだらだらとした登りは今の自分にはちょうどいいトレーニングになった。

彼は聞けばLBS入学前はシンガポール陸軍のエリート集団、パラシュート部隊に所属していたそうだ。どおりで手ごわいわけだと妙に納得。彼はシンガポール軍からの社費派遣で、戻れば軍幹部になるそうだ。そんなわけなので、走り終わったあと彼からお前はStrongだと言われたのはちょっと嬉しかったりもした。

ひとっ走りしてカフェで
当日はびっくりするくらい快晴だったので、LBSまで戻ってきた後はMayfairまで下ってオープンカフェでお茶をすることにした。それにしても驚いたのが、彼の日本についての知識。日本のころころ変わる総理大臣の名前を言えたことに始まり、靖国の位置づけの難しさや郵政民営化の挫折についても話ができてしまうとは正直恐れ入った。 話題はその後もシンガポールの学歴社会(例えばLBSに進学する人の大半は一つのエリート高校の出身)の改革からオバマ政権のヘルスケア法案、アフガニスタン情勢まで目まぐるしく変わった。自転車もさることながら、なるほど世界のエリートとはこういう人を指すのかと改めて瞠目した一日となった。

Korea+Taiwan+Japan=?!

今日はLBSの韓国+台湾+日本人で飲み会を開いた。

この企画、席が二つ隣の韓国人Samとご近所だし日本・韓国飲み会したいねぇという世間話から始まったのだが、せっかくなら台湾も!ということで3カ国共同で開くことにしたのだ。ここまでくると東アジア飲み会なので、なぜ中国を呼ばないのだという話になるが、時間もなかったしそこまで手を広げると幹事の自分が人数が多すぎて手に負えなくなるので、そこはまた次回ということにした。

最初は人数が多いのでパブにしようかと思ったのだが、 韓国人の一人が「それは東アジアの文化ではない!」ということで普通のディナーにすることに。人数多いなら中華料理が楽だなあと思ったら、今度は同じ韓国人から「中国料理は飽きたから日本か韓国料理で」というクレームがつくことに。うーん、ちょっと面倒くさい。
結局、Piccadilly CircusとOxford Circusの間にあるSo Restaurantという日本料理屋に落ち着いた。妻が日本人のブログで評判がいいから行きたいといっていた場所である。ちょっとお高めではあるのだが、ご飯はどれも美味しく雰囲気もなかなかよかった。

ちょうど語学の試験やアサインメントとかぶっている時期だったので当初の目論見よりは人数が減ったはものの、パートナー含め20人も集まって盛況のうちに終えることができた。私も顔は知っているけどあまり話したことがない韓国人や台湾人の人とじっくり話すことができてとてもいいネットワーキングの機会になった。
またたまにはこういう機会を設けたいと思う。

妻もGoing Global

今日は妻の語学学校の友達とコベントガーデンでお食事会。

妻はロンドン移住後はフルタイムで語学学校に通っているのだが、 その学校の同級生のうち数人が帰国するということでイタリア人推薦のイタリア料理のお店へ。普段は妻には自分の飲み会に来てもらっているので、今日は代わりにこちらが妻の飲み会にお邪魔させてもらうことにした。
妻の語学学校はRegent's Parkの中にあるRegent Collegeというところだが、そこは少し授業料が高い代わりに日本人が少なく授業のレベルが高いようである。今日のクラスメートの飲み会も顔ぶれは多彩で、ポルトガル、イタリア、グルジア、イラン、ブラジル、韓国と人種の坩堝状態だった。こんな中で頑張っている妻には本当に頭が下がる。

Say Cheese!
年齢層は比較的若くて、夏休みを利用して勉強に来てる学生も多いようだ。話を聞いていると結構MBAに興味深々な人が多くて、途中から何だか人生相談みたいな感じになってきてしまった。自分の将来もまだ闇の中なのに他人に講釈を垂れるのも気が引けるので、早く将来を見通せるようになりたい。
 
それにしてもイタリア料理の美味しかったこと!イギリスのご飯は美味しくないという人もいるが、 探せば美味しいお店があるのだ。さすがはイタリア人が薦めるイタリア料理だっただけはある。またぜひ食べにこよう。

チームランチ

今週前半はスケジュールに余裕があったので、スタディグループのメンバーとランチをすることにした。
今回の会場はベーカー街にある日本料理屋「南部亭」だ。ここは何が特にすばらしいというわけではないが、日本の味がそのままロンドンで食べられるという点で特筆すべき存在だ。おまけにLBSの学生は10%OFFになるというおまけもついている。

折角なので簡単にスタディグループのメンバーを紹介したいと思う。
右奥から時計回りで紹介すると・・・
Tristan:投資銀行を経てPR会社で働く自転車好きイギリス人
Roman:モスクワの投資銀行で働いていたロシア人、スペインに別荘を持っている
Supanikaar:イギリスでエンジニアをしている日本大好きなタイ人
Romain:おしゃべり好きなイギリス在住のフランス人エンジニア
Laura:パーティー大好きな典型的アメリカ人のコンサルタント

国籍だけ見ても同じ国の人が二人といない点は、やはりLBSの特筆すべき長所だろう。アメリカのビジネススクールだと6人のグループなら確実に4人はアメリカ人になると思われる。そういう点ではこの学校のダイバーシティは(少なくとも国籍でいえば)素晴らしい。

愛すべき仲間たち
タイ人のSupanikaar以外は日本食と言えば寿司と照り焼きくらいしかすぐには思い付かない状態だったので、こうやって日本の食文化を紹介できたのはとてもよかったと思う。漬物や餃子をうまく英語で説明するのは難しかったが、みんなすごく興味を持って聞いてくれたのは嬉しかった。ちなみにRomanは鰻の蒲焼を食べたのだが、あとで鰻の写真を見せたら、うへっって感じで可笑しかった。
というわけで、第1回のチームランチは無事に終了。次回以降みんなのお国自慢の料理を食べ歩くことに決定。こういうところもLBSの魅力の一つである。

ドーバー海峡を巡る

今週の日曜は余裕があったので朝からドーバーまで足を伸ばしてみた。我が家の最寄り駅の一つ、セントパンクラス駅からドーバーまでハイスピードトレインで何と1時間半だ。ちなみにこのハイスピードトレインは日本の特急のようなもので、先頭車両が後続車両を引く機関車方式ながら製造は日本の日立だそうだ。

ドーバーはドーバー海峡の名前から分かる通り、欧州大陸に一番近い町だ。ちなみにドーバー海峡(Strait of Dover)はイギリス海峡(English Channel)の最狭部を指すそうだ。フランスのカレーとの距離は34kmだから、確かに泳ぐ人がいるのも分かる。実際に今日はイギリスらしからぬ快晴の一日だったので、対岸のフランスもよく見ることができた。これだけ近ければ、軍勢を対岸に渡すのも難しくはない。英仏百年戦争もこの狭い海峡あっての事件に違いない。

ドーバーといえば、ドーバーの白い崖(White Cliff of Dover)が有名である。残念ながら城は崖の上に建っているので、城からはあまり白い崖は見えないが、海岸から見ると壮観だそうだ。この白い崖から、アルビオン(ラテン語で白の意味)というイギリスの通称ができたそうだ。

ドーバーの白い壁、そしてドーバー海峡

ドーバー城、空が青い・・・
ドーバーと言えば、やはりドーバー城がシンボルとなるだろう。もともとはローマ人が灯台を建てたのが始まりで、その後プランタジネット朝の始祖ヘンリー2世が大規模な建てた中世の城が現在の城の原型になっている。城の中には王の居室やホールが大きな面積を占めている。こんな片田舎になぜ?と思ったら、これは当時のイギリス王家の事情があったようだ。当時のイギリス王家は元々はフランス人でノルマンディー公を兼ねていたので、王はイギリスではなくフランスで生活することが多かったようである。勝手な推測ではあるが、ヘンリー2世もフランスとイギリスの行き来の拠点としてこの大規模な城を建設したのではないだろうか。

King's Hall、でも王が来る日なんてどれくらいあるのやら・・・
本当はこの後カンタベリーに向かって、大聖堂内の英仏百年戦争のイギリス側の英雄エドワード黒皇太子の墓を見るつもりだったのだが、日曜は14時までしかやっていないと分かり、残念ではあるがカンタベリーはまた次回にすることにした。

自分への追悼文


Understanding of General Management(UGM)で「2063年に死期が来たことを想像して、自分への追悼文(Eulogy)を書け」という宿題が出た。

初回の宿題は、「MBA卒業後2年後にヘッドハンターからドリームジョブのオファーが来る。なぜ自分がその仕事に適しているのかレポートを書け」というものだったので、その時は現実的にあり得そうなキャリアビジョンを重視して書いてみた。しかし、追悼文となるとキャリアビジョンなどはほとんど片手間で、本当に言われたいことはほとんど仕事以外のプライベートなことばかりだった。この宿題はこのUGMの最終クラスの最後で隣の人と交換してお互いのドリームジョブと追悼文のエッセーを読みあうだけで終わったのだが、これが何とも愉快だった。隣のアメリカ育ちのブルガリア人はブルガリアを東欧のビジネスの拠点にすることが夢で、成長のために若くしてアメリカに渡って苦労を重ねそして成功したことを追悼文で強調していた。
もちろんこの宿題で何かが変わることはないと思うが、自分のキャリアを超長期で考えるいいきっかけになったと思う。きっと教授の意図もそこにあったに違いない。


せっかくなので、私が自分の息子/娘になったつもりで書いた追悼文を原文のまま掲載したいと思う。締め切り直前に全部書き直したのでまったく推敲できていないが、意図は理解してもらえると幸いだ。

Eulogy for myself 

Father, my loved father. Now here comes the time.

Father, my loved father, and my supreme teacher. You taught me what a man/women should know. I’ll never forget the time you spent to teach me all kind of subjects, even when you are extremely busy to set up new business.

Father, my loved father, and my supreme dream. You taught me how a man/women can accomplish important things. I’ll never forget the surprise I saw your success story in newspaper, even though you did not tell us at home.

Father, my loved father, and my supreme teammate. You taught me how a man/women can promote teamwork. I‘ll never forget the journey we cycled Way of St. James till Santiago together, even though you got injured on the way.

Father, my loved father, and my supreme comrade. You taught me how a man/women can explorer the world. I will never forget the adventure we rowed down the everlasting Yukon together even though we had nothing but canoe and fishing pole.

Father, my loved father, and my supreme leader. You taught me how a man/women should guide the precious ones. I’ll never forget the moment you always took us to the right direction, even when he worked Shanghai apart from us

Father, my loved father, and my supreme mentor. You taught me how a man/women can support others. I’ll never forget the attitude you never tried to stop but always encourage us, even when I daringly started my business.

Father, my loved father, and my supreme friend. You taught me how a man/women can enlighten each other. I’ll never forget the dialogue we discussed the meaning of life without sleep, even when we were in the Amazon jungle.

Father, my loved father, and my dearest one. Thank you for being part of my life. I’ll never forget how you lived your life. I do take the same path you cleared and taught me how.

Thanks again, my father. I am the one who is the happiest person on earth.
Thank you, and good-bye.

Your dearest son/daughter

エジプトではない大英博物館

イギリスに上陸して早1ヶ月半、ようやく大英博物館(British Museum)に行ってきた。10年前に旅行した際にも来たので、それ以来2回目となる。

大英博物館は実は我が家から歩いて10分とすぐそばにあるので、いつでも行けるのだが、いつでも行けるというのが仇となって今日となった次第である。ちなみに妻はもうすでに何度か訪れているので、彼女のガイドのもとエジプト館から歩くことにした。


巨大な大英博物館の内部
10年前来た際はエジプト館は改装中で見ることができなかったし一番人気なのもエジプトだと聞いていたので、今回胸を膨らませて来たのだが、残念ながら期待ほどではなかった。やっぱりエジプトを知るにはエジプトに行かないとだめだというのが感想。もちろんラムセス2世像などおっと思うものはあるが、期待がどうも大きすぎたようだ。

逆に目から鱗だったのだが、アッシリア関係の展示。アッシリアはイラク北部から生まれたペソポタミアの大帝国だが、お恥ずかしながらこれまであまり詳細を知らなかった。ここではかつての帝都ニネヴェやニムルドから発掘された膨大な量のレリーフや彫刻がそのまま展示されているのだ。説明をみると、オスマントルコ時代にトルコがイギリスとフランスに発掘を自由にさせていたためこれだけのコレクションがあるそうだ。

人頭有翼牡牛像
量には驚かされたが、それ以上に驚いたのがその質だ。なんといっても保存状態が非常に良い。新婚旅行でいったイランのペルセポリスなどよりずっと細工も細かい。ペルセポリスを建てたアケメネス朝ペルシアより時代が前であるのにも関わらずだ。ペルセポリスのあまりの巨大さと壮麗さに打ちのめされた後だっただけに、それを上回るこのアッシリア関係の展示には本当に衝撃を受けた。今のイラクにはニネヴェにしろニルムドにしろ、もう保存状態の良い遺跡はあまり残っていないだろう。でも、遺構を見るだけでもオリエントの巨大王国だった往時を偲ぶことができそうだ。
バビロニアも含めてイラクにもいつか行かねばと改めて思った次第である。早くイラクの地にも平安が訪れるとよいのだが・・・

驚くほど細かなレリーフ

ライオン狩りは王のみの特権

遅お昼だったこともあって残念ながら今回はエジプトとアッシリアで終わることに。家から近いし入場料もタダなのでまた暇なときに遊びにこよう。


サイクリングトリップ@ロンドン北郊外

今日はLBSサイクリングクラブの有志でロンドン郊外でショートトリップ。

信号が多く交通量も多いロンドン市内は前回のタワーブリッジツアーで懲りたので、今回はロンドン北部New Barnetまで電車で向かい、そこから林間を走る小道をぐるっと回るというコース。今回は前日に急に企画されたこともあって、残念ながら3人のみの参加となったが、みんな自転車をロンドンまで持ち込む強者ばかりなのでとてもハイレベルなランになった。一人はアイルランド生まれアメリカ育ちのJames、もう一人はNYで働いていたドイツ人Mirko。二人とも休日の午前中にいつも走っていたというだけあってさすがに速い。おまけに全然休憩をとろうとしないので、息は切れるはふくらはぎは吊りそうになるは、こっちが千切れる(=ついていけなくなる)ところだった。去年1年間は勉強ばかりでほとんど自転車に乗らなかったツケが回ってきたと言える。

ちなみに本日はJamesの自転車がチェーンが二度外れ、バーストパンクするなど調子がイマイチで、結局道半ばで途中の駅から電車に乗ることに。とはいえ、走った距離にして40km弱、平均時速27〜28kmと細かいアップダウンが続いていたわりには、かなりのハイペースだった。うーむ、これは真剣にトレーニングしないと。

好敵手James、Mirko

自転車はばらさずにそのまま電車へ

LBSのキャリアサービス

LBSは秋学期の前にSeptember Termという1ヶ月の短いTermがある。ここではUnderstanding of General Management (UGM)とDAM (Data Analysis for Management)という今後の基礎となるクラスを二つ受けると同時に、キャリア関係のイベントが目白押しである。名前を挙げると下記だ。

Introduction:1.5時間
業界別の説明会"What/Who/How":Industry, Finance, Consulting, Investment Banking, Asset Management、各3時間
Networking Skill:1時間
CV Workshop:1.5時間
CV Review Session:2.5時間

キャリアイベントはいつも大混雑
MBAはキャリアチェンジャーが多いせいか、どのイベントも人が押し寄せていつも大混雑だ。いつも教室に収まりきらず、他の教室で同時中継されている。肝心の中身は、というと万人向けのプレゼンテーションということもあってそれほど中身があるとも言えないが、少なくとも業界を知る程度には十分役に立つ。昨今はジョブマーケットも回復しつつあるとはいえ、インターンの獲得は厳しい世界には変わりなさそうだ。現にインターンが始まる1-2ヶ月前にようやくインターン先が決まるという人も2割もいるそうだ。(ちなみに2月で2割、4月で5割インターンが決まる。)

入学したと思ったらもう次のキャリアに向かって動き出さないといけない、というのは釈然としない部分もあるかも知れない。でも、次のキャリアのビジョンをもって入ってくるのがMBAなのだ。
それがないままに入学すると、単に面喰うだけではなくお金をドブに捨ててしまうのと同じだと改めて感じた次第だ。

学生からの情報発信

クラスが始まって3週目、LBSの同級生からの情報発信をFacebook以外でも目にする機会が増えてきた。以下最近発見したモノのリンクを貼っておく。

London Business School Student Views
http://blog.students.london.edu/
好奇心旺盛、何のイベントにも顔を出すエクアドル人の同級生EduardoがWriterとして加わった。LBSの雰囲気を知ることができる。


The Economist - MBA Diary
http://www.economist.com/blogs/newsbook/2010/09/mba_diary
同じく同級生のNehaがContributerとして登場していて驚き。Orientation初日の模様が第1稿として掲載されている。

(追記)下記も発見したので追記します。
FT - MBA blog
http://blogs.ft.com/mba-blog/2010/09/02/orientation-at-lbs/

英語クラスメートとの邂逅


今日はBusiness English Courseのメンバーの家に招かれてホームパーティー。

ホストは家をシェアしているフランス人Fと日本人M。二人とも同Courseのクラスメートなのだ。
さすがに男二人の家だとご飯の準備も大変だと思い、妻にお願いして巻き寿司をつくってもらい、日本酒とともに持参した。しかし、人間考えることが似るようで日本人Jの奥さんも巻き寿司を作ってきていた。お皿に載せたら山のようになったが、みんな「Sushi Towerだ」と喜んでくれた。
韓国人CとHによると、巻き寿司は韓国でもポピュラーだそうだが、韓国では沢庵は必須らしい。(ちなみに沢庵は「たくあん」で韓国でも通じるそうだ。)彼の地ではキムチを入れたり肉を入れたりと日本よりもずっと自由に具材をいれるらしい。スペイン人Lの作ってくれたトルティーヤも美味しかった。彼曰くトルティーヤは作るのはすごく簡単だそうで、玉ねぎと揚げた芋と大量の卵(フライパンの大きさで5個)+塩をフライパンで焼くだけでできてしまうそうだ。

これがSushi Tower
 当日はフランス在住で食品会社に勤めるホストFの奥様(そう、Fは遠距離婚なのだ)が来ていたので、山のようなチーズとワイン、そしてハムやサーモンがあってお腹も満腹だった。ブルゴーニュのワインはオークの香りがするそうだ。他にも色々講釈を聞いたのだが、酔っ払ってすっかり忘れてしまった・・・
メンバーは入れ替わり立ち代わりだったので、みんなそろっている時間は残念ながらなかったが、こうやってできたネットワークはぜひ大切にしていきたい。

ピンボケ

英国流タイトル

イギリスでオンラインでチケットを購入しようと思ってフォーム上にあるTitleボタンを押して驚いた。TitleはMr, Mrs, Msくらいかと思ったら20種類近くでてきたのだ。DrやProfはともかく軍人の階級やLord, Lady, Sirがあるところは、さすがはEstablishmentの国だ。
 ちなみにLordは爵位保持者、Sir/Ladyはナイトに叙勲された者が名乗れるそうだ。
階級社会の象徴?
 ついでに、もう一つ、当地ではWindowsにInternetExplorerは標準ではインストールされず、下記の画面から好きなブラウザを選ぶ仕組みになっている。どうしてOperaが一番最初に来ているのかは謎だ。右側にスクロールすると無数のブラウザが選択できるが、そっちを選ぶ人はほとんどいないんだろうなぁ・・・
私はFireFox派です・・・

寓話パブ巡り


今日は初のStreamイベントが行われた。その名もDick Pub Crawlだ。

このイベントはカナダ人とアメリカ人のクラスメートが企画したのだが、今回はなんとDick Whittingtonという人物の物語に沿ってパブ巡り(Pub Crawl)をするというのがテーマだ。折角のイベントを単なるパブ飲みにしないところが素敵だ。ルートははテムズ川の南岸Southwarkのあたりから始まってLondon Bridgeを渡りMonumentに向かうというもの。パブ巡りのルートは以下の6軒だ。

1. Old Thamesdale Inn - Clink Street, SE
2. The Mudlark - Montague Close, SE1
3. The Horniman At Hay's - Hay's Galleria, SE1
4. The Crutched Friar - 39-41 Crutched Friars, EC3
5. The Walrus & The Carpenter - 45 Monument Street, EC3
6. The Ship - 11 Talbot Court, EC3


私は日本人のクラスメートと学校の側の日本料理屋「南部亭」で晩飯を食べてて、2軒目からの合流となったがそれはかなり早い方で、4軒目、5軒目でJoinしてくるクラスメートが多数だった。もうその頃にはビールでお腹一杯・・・日本ではビールは最初の1~2杯で止めていたので、ビールばかり続くイギリスの飲みには未だに最後までついて行けない・・・

ちなみにDick Whittingtonの物語というのは下記だ。どこかでこんな物話を聞いた記憶があるが、果たしてロンドンだったかどうか、もはや定かでない。

A Little History
Dick Whittington and His Cat is a British folk tale that has often been used as the basis for stage pantomimes and other adaptations. It tells of a poor boy in the 14th century who becomes a wealthy merchant and eventually the Lord Mayor of London because of the ratting abilities of his cat. The character of the boy is named after a real-life person, Richard Whittington, but the real Whittington did not come from a poor family and there is no evidence that he had a cat.


パブはクラスメートで埋め尽くされ先客はびっくり    
ちなみに最後のパブはカラオケ付きだった。機械は1台しかないので順番に回しあうスナック方式で、画面も歌詞だけ出てくるという極めてシンプルなもの。みんな一緒に歌ったり腰をくねらせながら踊ったり、みんな思い思いに楽しんでいる。ただ、とてつもなくうるさいので、隣の人と話すにも片耳に口を近づけて大声でしゃべるような状況だった。24時くらいには退散したが、多くのクラスメートはそのまま残っていたようだ。みんなタフだな~

遠くに光るのがカラオケ、この距離でも大音響・・・