日経新聞でのアシスタントの仕事に精を出していた私の大学時代のGPAはあまり褒められたものではなかった。従ってGPAでアピールできない分、GMATでハイスコアをとることは私の受験戦略上きわめて重要だった。今考えると、GMAT受験を早めに終わらせることが出来たのが今回合格まで辿り着いた主要な要因だったと思う。
TOEFLの項でも書いたが、純ドメでTOEFLの点がなかなか出なかったため、夏ごろまでは英語力が覚束ず、全くGMATの勉強どころではなかった。社費だったらこんなことは絶対ないはずだが、私費なのでやたらとスケジュールが前倒し(見方によっては後ろ倒し)になってしまったのだ。
ようやくTOEFLが80点台になってGMATの勉強を始めたのは7月下旬、そして初受験が8月半ば、出願スコア(730点、V38・M50)を獲得したのは10月半ばだった。ここで終われたため、10月下旬以降はエッセー(+TOEFL)に集中できたのは心底助かったと思う。GMATのスコアが出ていた時点ではまだTOEFLも90点台で結局12月まで受験し続けていたことを考えると、ここでスコアが出ていなかったらGMATとTOEFLとエッセイの三正面作戦を強いられるところだった。孫子やクラウゼヴィッツを紐解くまでもなく兵力の分散運用は失敗の元、それが避けられたのが今回の一連の出願プロセスのターニングポイントだったといっていい。
個人的にはGMATは短期集中で勉強するのが一番効果的だと思う。特に多くの人が一番時間をかけるであろうVerbalのSC(Sentence Correction)は、とにかくSC文法を理解して慣れることがスコアアップの要諦だと思う。ここだけは予備校(YES)の力を借りて乗り切った。本当はもっと早く学校に行けば10月までかからなかったと思うが、もともと予備校に通うということを大学受験も含めてあまりしたことがないので、躊躇していた部分があったのだ。やはり時間はお金で買うべきものなのだ。
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