全てが終わり全てが始まった日

3月25日はとても長い一日だった。この日はロンドンビジネススクールの2ndステージの結果発表日。もともと行きたかった学校の一つであり、手応えも十分にあったので、合格するのではないかという期待と、やっぱり今年は時期尚早だったかもしれないという不安が交錯していた。


しかし、待てど暮らせど結果が送られてこない。これでは全く仕事にもならなければ、なかなか寝付きもできない。もちろんロンドンの25日はなかなか暮れないので、26日の朝に再度メールチェックするが、音沙汰なし。いよいよ今年は進退窮まったかなと諦めて出勤しようとしたときに、iPhoneに"London Business School Decision"というメールがくる。あまりに素っ気ないタイトルに思わずドキドキしたが、よくよく見ると"Many congratulations! You have been admitted to London Business School."の文面が。


本当に嬉しいの一言だった。これで一年に渡る苦しい受験生活が終わったのだ。肩の荷が下りたとはこういうことを言うのだろう。だが、ふとアルゼンチンのフエゴ島にある世界最南端の街ウシュアイア(Ushuaia)で見たキャッチフレーズを思い出した。"Fin del mundo, pricipio de todo - End of the world, beginning of everything." そう、これは終わりでもあり、全ての始まりなのだと。



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