Sep Term 1: Understanding of General Management

9月24日でSeptember Termも終了し、いよいよ来週からAutumn Termが始まる。
そこでSeptember Termの授業を紹介したいと思う。

最初はUnderstanding of General Managementだ。
授業は計6回、1回に1ケースなので計6個のケースをやったことになる。
扱ったケースの企業はホンダ、アップル、ピープルエクスプレスエアライン(格安航空会社-2回分)、AMEX、ボディショップだ。
このクラスはMBA初めての授業ということもあってか、Brandon Lee教授( http://www.london.edu/facultyandresearch/faculty/search.do?uid=blee )はみんなに沢山発言させてMBAスタイルに慣れさせようとしていて、とても楽しみながら授業を受けることができた。私自身も最低1クラスに一度の発言をノルマとして課し、曲がりなりにも毎回1-2回は発言することができた。まだ質は十分ではないので、早くみんなにオッと思わせるような発言ができるように頑張りたい。

個人的にケースで面白かったのはAMEXだ。コンサルタントだったHarvey Golubが瀕死のAMEXを救う話だが、彼のターンアラウンドマネージャーとしての仕事の細かさに(個人的にはマイクロマネジメントに近いようにも思えたが)妙に感心させられた。

ホンダのオートバイのケースでは、ホンダの戦略的アプローチを描写したケース(Aストーリー)と関係者へのインタビューを元にした行き当たりばったりのケース(Bストーリー)の落差が印象的だった。さらに、その後に両ストーリーの関係者(Michael Goold, Henry Mintzberg, Richard Pascal, Richard Rumelt)でどちらが本当のホンダかの論争を追った"The Honda Effect Revisited"が大人の知的な喧嘩をみているようで楽しかった。実際はどちらかが正しいわけではなく、その中間が実のところであるように感じた。今後のケースでは、テキストに出てきている表層だけではなく、その裏にあるストーリーの存在も意識しながら読んでいくようにしたい。

本田宗一郎はこういう人


この授業については同期のMさんが書いているので、こちらもどうぞ。
http://thisisthewayiam.blog114.fc2.com/blog-entry-15.html

2 コメント:

Jiro said...

HondaのCase AのDiscussionの際に、Class全体が本田宗一郎はすぐれた戦略的・理知的だみたいな方向になった時、孤軍奮闘で"いやいや全くそんなんじゃなくてもっと破天荒な人なんですよ"と伝えようとしたが、力不足で効果なし。Case Bを読み終えて皆、"あー、そういうことね"と。どっちのCaseもあながち嘘ではないですが、ものは書きようだなーと感じました。普段のケースも気をつけて読まないと、かなり書き手の思うように持っていかれてるかもしれませんね。

RM2 said...

おぉ、ちゃんとスピークアップしてますね!確かに部下をぶん殴ったりだとかなかなか武勇伝には事欠かない人だったみたいですもんね。ケースは読み物と違って人物像はあまり描かないので、ミスリードする可能性は結構高いですね。

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