ロンドンといえばミュージカル

ロンドンと言えばニューヨークと並んでミュージカルの都である。

ロンドンに上陸してからちょうど2ヶ月になるが、その間に二つほどミュージカルを見に行ってきた。

最初に見に行ってきたのがMamma Mia!だ。妻が非常に好きで日本にいるときから見に行きたいといっていたので、ロンドンミュージカル第一発目はMamma Mia!に決定。妻が気合を入れて前列のベストな席(Top Seat)を予約してくれたおかげで、役者の顔の表情や涙(!)まで見ることができて満足度は非常に高かった。ちなみにチケットは60~70ポンドのものを45ポンドで購入。

Mamma Mia!は私はあらすじですらうろ覚えだったが、なにせ音楽は前編ABBAということで大体聞き覚えがあったのでとても楽しめた。最後の盛り上がり方はさすがHappy Endミュージカルといったところ、周囲もスタンディングオベーションだった。やっぱりミュージカルは音楽を知ってるのと知らないのとでは満足度が違うので、今後も見に行くときは予習してからいくようにしたい。
妻からは「そんなの知らないの」という顔をされたが、Mamma Mia!はOh my god!という意味だそうだ。劇中に「Mamma Mia!」が流れたときに、なるほどこういうことかと思わずニヤッとしてしまった。セリフはまだ全部はわからないし、ネイティブが笑っているところで笑えないことも多かったが、この留学中にそれらもわかるように是非なりたい。

Leicester Square近くのPrince of Wales Theatre

内部はクラシカルなつくり
 そして2発目は私の大好きなオペラ座の怪人に決定。このミュージカルはロンドンがオリジナルで、ロンドンではレ・ミゼラブルに次いで2番目にロングランだそうだ。
空で歌える曲もかなりあるくらいなので、この日は本当に楽しみだった。席は1階の後ろ側で一人45ポンド(正貨)。前日に買えばもっと安いのだが、妻の会社の後輩がロンドン遊びに来るというので正貨で買わざる得なかった。
とはいえ、一度劇が始まってしまえば、そこはまさにオペラ座。怪人もクリスティーヌも透き通ったすばらしい歌声だった。劇場の大掛かりな装置も含めて本当にスケールの大きさが随所に目に付くミュージカルだった。個人的には怪人が船を漕いでいるシーンの演出には感心させられた。ほとんどの台詞は歌にのって発せられるので、聞き取るのはかなり一苦労、というよりかなり勉強が必要な感じだったが、それを補って余りあるほどの演出だった。

これぞまさにオリジナル

Her Majesty Theatre

終了後のシアター前は大混雑
それにしてもアンドリュー・ウェーバーは(当時の妻サラ・ブライトマンのため、とはいえ)とんでもない作品を作り上げたものだ。サラに捧げるオマージュらしきものも散見され、ここまでのこだわりは妻への愛が生んだ産物と言うべきか。
サラ・ブライトマンの主演はどんなものだったのか、ぜひ聞いてみたかったものだ。

と思ったら、やっぱりWebにあった・・・恐るべしYoutube。




ちなみにこれはエミー賞の授賞式にて。奥さんを主演にすることに反感を持った俳優組合の反対票でエミー賞は逃したらしい。とはいえ、興行は大成功、いまでもロンドンで一・二を争う人気なのでアンドリューも満足か。

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